楽しい現地確認~不動産の評価には現地確認が必須

当たり前のお話ですが、地球上に全く同じ土地は存在しません。

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全く同じ土地は存在しない

全く同じ人間が存在しないように、すべての土地はそれぞれの個性を持っています。

ですので、土地の評価を行うにあたっては、現地確認は欠かせない作業だと私は考えています。

最近はネットで、住宅地図や航空写真を手軽に閲覧できます。

ですので、わざわざ現地に行かなくてもいいんじゃないのと思われるかもしれませんね。

法務局の地図も有料にはなりますが、ネット(登記情報提供サービス)で取得することができます。

また、大手の地図メーカーさんがネットサービスで地図情報の提供もしています。

土地の評価に現地確認は必須

ですが、現地に行って見なければ分からない情報が多数存在します。

特に高低差は、ストリートビューでは実感することは難しいです。

道路との段差があるとか、航空写真では確認できない水路があったりします。

通り抜けられる道路と思っていたら、「私有地につき通行禁止」となっていたりします。

車が通れる道路かと思っていたら、車両通行禁止の道路だったりします。

つながっている道路と思っていた箇所が実際は段差があって、分断されていたりします。

それに現地の空気感といいますか匂いといいますか、波動を確かめに行っています。

普段はデスクワークですので、お外のお仕事はワクワク感があって本当に楽しいです。

地図を眺めるのが趣味のようなものですので、土地の評価のお仕事の依頼を頂けるのは無上の喜びです。 → 地図を眺めるのが大好き

倍率地域の土地評価なら現地確認は不要?

倍率地域、固定資産税の評価額に、所在地ごと、地目ごとに定められた倍率を掛けて評価額を計算しなさいという地域ですね。

この地域の土地の評価なら、決められた数字に決められた倍率を掛けるだけですので、現地確認は必要ないのではないか?と思われるかも知れませんね。

確かにその通りで、教科書通りにその数字を用いていれば、お上から指摘を受けることはまずないと思います。

ただ、倍率地域でも利用状況などによっては評価額が変わってしまったりします。→ 倍率地域の宅地評価の落とし穴

このようなことがありますので、もしかしたら余分な税金を納めてしまっている可能性があるということですよね。

なので、色々な意味で、気づきがあるのは間違いありません。

これらの理由から、現地確認は非常に重要だと私は考えています。